森の今(植田 正和)

エンカレ卒業生の今
2020年9月1日掲載

相手を理解する対話を大切にしています

植田 正和(平成30年度卒業)

心理学を学ぶために大学へ進学

人と協力することの重要性に気づけた

中学校では学校に通うことができなかったので、エンカレに入学当初、人間関係をうまく築けるのかとても不安でした。しかし、先生方は優しく気遣ってくれました。特に、一歩踏み出すとき、たくさんサポートしてもらえたので、安心して学校生活を送ることができました。例えば、実行委員の時に悩んだとき、親身になって相談に乗ってもらったり、会議では率直なアドバイスをもらったりなど、たくさん後押ししてもらえたことが、印象に残っています。

元々、「何でも自分だけでしないといけない」と思っていたため、他の人と一緒に作業をするのが苦手でした。しかし、実行委員ではそれを克服する協調性について多くを学びました。中でも2年次のエンカレ祭でお化け屋敷を担当した時の出来事が良い経験となりました。話し合いの中で、メンバー1人1人の意見を聞き、要望に沿いながら会議を進めていくとスムーズに企画が進んでいきました。また、お化け屋敷の配置についてもメンバーに一任して考えてもらうことで、よりグループが活き活きと動いていきました。多くの人の協力を得て無事完成したお化け屋敷はお客様からも好評でした。

この経験から、他の人と協力することの重要性に気づきました。また、責任ある役割に挑戦していける自信も得ることが出来ました。

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1人でも多くの人に寄り添いたい

現在、大学で心理学を学び、将来はカウンセラーになることを目指しています。中学校は、起立性調節障害という病気で学校に通うことが出来ませんでした。学校に行けない日々の中、どうして自分だけこのような状況なのか、酷く思い悩んだ時期がありました。そんな時、知り合いのおじさんに話を聞いてもらい、励ましていただいたことで考え方が変わりました。そこからは、この人と同じように悩みを聞き、一緒に解決していけるような人間になりたいと目標が定まりました。その目標が達成できる職業は、カウンセラーしかないと思い、目標達成の第一歩である心理学を学ぶ道を選びました。

いま大切にしていることは、相手を理解する対話です。もちろん100%の理解は無理ですが、相手がどういう理念や哲学を持っていて、どのような立場なのかなどを知ろうとする姿勢を大切にしています。なぜかというと、相手のニーズが見えてくるからです。何を必要としているかがわかると、それに対して自分ができることがはっきりしてきます。このことを大切にしながら、一人でも多くの人に寄り添うことのできる人になりたいです。

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