有海 宏祐(平成27年度卒業)
卒業後、経営情報科学を学ぶために工業系の大学へ進学
高校生の頃、先生から「やりたいことはやってみようよ」と言われ、音楽に打ち込むようになりました。楽器を買い、教室に毎週通い、練習を重ね、学校祭などのイベントで友達とライブをすることが出来ました。小さなことではあるけれど、入学してからの夢を叶えることができました。エンカレッジコースに入学した時は消極的な性格で、友達はできるのか、ひと味違うシステムに慣れるのか、勉強についていけるのか、とにかく不安要素だらけでした。こんな私が、一つの夢を叶えることができたのは、友達の存在と自分のペースで学習でき、やりたいことに打ち込める環境があったからだと思います。そして、高校生の頃にできたもう一つの夢が「情報科学について学びたい」ということです。自分の学びたいと思ったことが大学で学べると知り、まずは進学できるよう猛勉強をしました。卒業に必要な単位を早めに修得し、高校3年目はインターネット学習や参考書を使い自学自習に取り組みました。自分の学習の時間を取ることができるシステムで、本当によかったと感じています。
大学入学後は高校の時以上に勉強している気がします。専門分野もそうですが、英語や数学や物理などまだまだ基礎の部分を学ぶ必要性を感じ、授業がある時以外は大学の学習支援センターへ通っています。また、現在は情報化推進室というところの学生リーダーとして学生の勉強や研究のために必要な業務を行ったり、パソコン操作でわからないことを教えたりしています。大学職員の方々とミーティングをし、新しい取り組みができるように試行錯誤しています。一緒に取り組むメンバーと一緒に学園祭でイベントの企画などもやっています。
今の夢は「企業のリスクマネジメントを情報科学の分野から支援したい」です。多様化する社会の中で大切な情報をいかにして守って行くか。便利なツールを生み出すと同時に取り組んでいかなければいけない分野だと同時に取り組んでいかなければいけない分野だと思っています。今は、情報科学の基礎を学んでいますが、後々は企業がどのようなリスクマネジメントを行い、そして何を必要としているのかを実際に見て聞いて学んでいきたいです。やりたいことを実現して行くためには、まだまだ学ばなければいけないことばかりだと実感しています。学生という時間に融通がきくうちに、楽しいことであれ、辛いことであれ、心に残る経験を少しでも多くしていきたいと考えています。
© Hiroshima Institute of Technology Senior High School