2024年4月1日
サンフレッチェ広島工大高ジュニアユースを立ち上げました。
2024年4月からスタートし,チームに関することはサンフレッチェ広島のオフィシャルサイトにてご覧になれます。
チームは週3回程度本校のサッカーグラウンドで練習を行い、本校のサッカー部顧問も練習に関わります。
<2023年10月の記者会見>
サッカーで県内のトップでもない本校ですので、最初お話を頂いた時には、とても驚きました。
ただ、「サッカーの好きな広島の子どもたち、またサンフレッチェでサッカーを学びたい子どもたちに、練習ができる環境を提供してあげたい」と、何度も澤田さんが本校に足を運んでくださいました。
最終的には、サッカーを通じての人づくりへの想いやそのお人柄に感銘を受け、本校もサッカーを通じて地域の子どもたちへ貢献できるのであれば・・・、と思い決めました。
本校の教員もサポートコーチとして参加するので、選手の育成法など、学ぶべきことは多いと感じます。
また、それを通じて本校の指導者も、日常の本校での教育活動の中で生かせる部分は多々あると思います。
サッカーは世界で最もメジャーなスポーツですが、ワールドカップが開催される毎に、日本のサポーターの応援の在り方やマナーの良さが世界的に高く評価されています。
サッカーが持つ、良いスポーツ文化から、そういったマインドを本校においても涵養していきたいと考えます。
まずは、地域のサッカー好きの中学生たちに、サンフレッチェでレベルの高い指導を受けられる可能性が増えたこと、その一端を本校が担えたことに大きな意義を感じます。
また、本校のサッカーグラウンドは国道2号線沿いにあり、恐らく何万人もの人々が、毎日、車やJR、広電で移動されています。
そして、全ての交通機関から本校のサッカーグラウンドが見えます。
パープルのユニフォームを着た子どもたちが、元気に一つのボールを追いかける姿は、「将来この子達の中から、人々に夢を与える若者が育つのかな」と、コロナ禍にあって閉塞感のあった街に、元気と希望をもたらすことができるのではないかと感じています。
今の世の中は、3Dプリンターで、家を建てたり、仮想空間での土地の売買が行われるなど、テクノロジーの発展が早く、人々がそのスピードに追い付けない状況になりつつあります。
それに対して、スポーツでは、人と人が直接ぶつかり合ったり、競技の中でお互いの息遣いを感じること、勝ち負けの中から思い遣りや負けじ魂などが育まれます。
実体験から生きる力を育み、デジタルの未来を生き抜く人材を育みたいと思います。
先日、本校卒業生の高山峻野さんが、アジア大会陸上110ハードルで金メダルを取り、本校は大いに盛り上がりました。
広島にはサッカーや野球など、地元のプロスポーツチームがたくさんあります。地元のチームが勝つと、広島は盛り上がり、県民に元気が出ます。
競技は違いますが、野球の大谷選手は、国や競技に関係なく、あらゆる人を元気にし、愛されています。そんな「あらゆる人を元気にしてくれる選手が出てくれたらいいな」と考えております。平和都市広島から発信する意味は大きいと感じます。
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