CLL(クリエイティブ・ラーニング・ラボ)は2021年秋に完成しました。
CLLは創造性をかきたてる空間で、「作りたいときに作りたいものを作れる環境」が整った工房です。
3DプリンターやSHOPBOT(木材加工用CNCルーター)、レーザーカッターなど、他の高校にはない最先端機器を揃えています。
2022年度からスタートするK-STEAM類型の授業で活用し、遊び心を大事にし創作的な学びを実践する場となります。
<コンセプト動画>
CLLは2021年度現在では、「CLL工房」「電動木工室」「展示室」「素材室」の4部屋で構成されています。
今後、さらに拡張予定でさらに充実の施設となっていきます。
この4部屋の機能と工房の機器を紹介していきます。
「こんなものを創ってみたい!」という想いが形になる中心場所。
自由な創作活動サポートする電源も取れる大きな作業机、移動式の道具カートなど作業がしやすい環境を整えました。
壁面には「3Dプリンター」「レーザーカッター」「UVプリンター」など最先端のデジタル機器が並びます。
アイディアを出し合い、
パソコンなどでデザインし、
作品を完成させる
SHOPBOT(ショップボット)大型の木材を設計図通りに自動でカットすることが可能です。
幅1メートルある木材もカット可能で、複雑な木材加工も思いのままに。
CLLにある棚の一部はSHOPBOTを使って作製されています。
生徒のみなさんが創り上げた作品を展示して発信する場所です。
展示ケースは特注で、作品を入れるだけでアートになります。
人と人の交流が生まれ、新しい閃きが生まれます。
想いを形にするとき、どんな素材で、どんな配色を使ったらいいだろうか。
素材室では、使用できる素材の多種多様な見本を用意しています。
素材を見るだけで、創作意欲も沸いてくるはず。
プラスチック素材
紙素材
繊維素材
3D CADでデザインしたデータをもとに樹脂を積層させながら立体物を作れる機器になります。
美術室に1台整備して、授業で活用してデザインをしたり、クッキー型をつくりクッキーを焼いたりしました。
動物をイメージしてデザイン
クッキー型とクッキー
<3Dプリンターの紹介動画>
レーザー光を照射して、木材やアクリル板、レザーなどを焼き切ることができる加工機になります。
直感的な操作で、簡単に加工ができるので本校教員のお気に入りです。
オープンスクールの体験会でも使用されて、様々な作品ができあがっています。
体験会で宝箱作り
写真を木材に焼き付け
美術部でコルクにデザインを施し、オリジナルコースター
体験会でレザーでキーケース作り
未来デザイン部で体育祭の得点板の作製にも使用しました。
<レーザー加工機の紹介動画>
特殊なインクにUV(紫外線)を照射して、瞬時にインクを硬化させて印刷するプリンターです。
平面状のものであれば、通常では難しい素材でも印刷することが可能です。
また、複数の層の印刷が可能で、表が写真、裏が白印刷(下記の印刷)のような使い方が可能です。
アクリルガラスに印刷すると豪華なオブジェに
定規にも印刷可能です(印刷は裏面に)
<UVプリンターの紹介動画>
ペーパーカッターは、作成したデザインの通りに紙をカットしてくれます。
薄い紙も厚紙も、自由自在です。
カード作り、入れ物作りなど様々な場面で活躍します。
クリスマスカード
紙の収納箱
<ペーパーカッターの紹介動画>
デザインしたものを布などに刺繍してくれるミシンです。
お気に入りの服にワンポイントの刺繍、学校で使うものに名前を入れることなど様々なことに使えます。
オープンスクール名物の工大高ポロシャツにワンポイントを入れてみました。
<電子ミシンの紹介動画>
CLLではデジタル実習も行われます。
2022年度の授業に間に合うように、準備中です。
<MESHでIoT&プログラミング学習>
<ドローンで操縦&動画撮影>
<動画撮影&編集>
本校ではSTEAM教育のAは、「遊び心」と捉えています。
「たまらなく好きなものを見つけ夢中になる」このコンセプトで生まれました。
変化の激しい時代だからこそ、自由に発想し、それを形にできる場、それはまさしく子どもが夢中になって遊ぶ砂場のような場所が必要であり、クリエイティブな人材を作り出す教育を展開する必要があります。
CLLの創設はそうした工大高の挑戦とまさしく「遊び心」の象徴の場です。
〒733-0842 広島市西区井口5丁目34-1
TEL:082-277-9205 FAX:082-279-8245
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