学ぶことは、登山に少し似ている。
大切なのはどれだけ高く登れたかではなく、
自分でどのような道を選び、進んだか。
迷ったり、遠回りをしながら、
それでも一歩ずつ前に進み続けられるか。
きっと、すべてが大切なプロセス。
ここは、自然豊かな森の中にある学校。
壮大な学びの森を自由に駆け巡りながら、
手にするのは、自ら学ぶ姿勢や前向きに生きる力。
「自分の好きなことって何なのかな」
「将来やりたいことってどんなことだろう」
新しい自分。まだ気づいていない自分。
森の中で、あなた自身で、見つけてください。
日々のスクーリングや学校生活での多様な学び・経験の中で、自分の感じ方や視点に気づいていきます。また、体験的な学びを通して表現をするための基礎をつくります。
自分の想いに気づき、カタチにしていくことは、実はとても難しいこと。「自分が大切にしていることは何か」「将来、どんな自分になりたいか」「どんなものを創り出し、表現したいのか」そのような問いに対して、自分らしい答えを見つけていきます。
一人ではできないことが、仲間と一緒なら実現できる。教科書だけでは導きだせない答えに、大自然の中でも気づきを通してたどりつける。自然、生き物、人 、多彩な交流を行う中で、豊かな感性や人間性を育み、自立へとつなげていきます。
“遊び”は、豊かな人生をつくる。それは“学び”も同じこと。「遊び心」のような「学び心」を育んでいくことが、自立的な学びの姿勢につながると考えています。遊ぶように、夢中になって学ぶ。楽しみながら、熱中する。そんな学び心を育み、紡ぐことを私たちは大切にしています。
本来、人間が備え持つ五感を充分に引き出してくれるのが、豊かな自然に囲まれたキャンパス。自然という場の力を最大限利用して、本来一人ひとりに備わっている能力を引き出す魅力的な学習環境がここにはあります。
廿日市市・吉和にあるキャンプ場を出発し、沢登りに挑戦!友達と声を掛け合い、登りきることができました。やったね!
自分たちで“つくりあげる”キャンプ。仲間と冬を楽しみながら、森の新たな一面を発見。宝石みたいな星空は一生忘れません。
にんにく植えと草刈りなどの畑仕事に挑戦。自分の生活に直結する食と農を体験的に学べました!
大自然の中で味わう面白い、楽しい、嬉しい、悔しい、美しい、心地よい。いろいろな気持ちをみんなで分かち合いながら過ごすエンカレッジコースの日々は、友達との絆や人としての成長につながっていきます。
1年間の集大成として、互いの学びを共有。仲間の発表を聞いて、認め合う場。自分も上手くプレゼンできたかな?
海外からの技能実習生のみんなと交流。言葉のつながりだけじゃなく、心のつながりの大切さを実感!
宮島にちなんだ「謎解き」やもみ持饅頭の手焼き体験を楽しみながら、地域の暮らしを体感しました!
美甘 千花さん(平成29年度卒業) 栄養学を学ぶため大学に進学
中学生の頃から体調を崩すことが多く、エンカレに入学した当初は、登校できるかとても不安でした。しかし、エンカレは時間割を自分で決められるシステムだったので、無理なく通えるようチューターの先生と登校のペースを相談しながら調整していったことで、ゆっくりですが、通い始めることができました。自分自身でなんとか体調管理をしながらの通学でしたが、徐々に自分のペースをつかめるようになっていきました。この経験のおかげで、自分自身、常に持っていた不安が減っていき、少しずつ自信がついたように思います。
三宅 朔夜さん(平成29年度卒業)門学校に進学し、スポーツトレーナーを目指して勉強中
高校時代、進路を考えた時に、これといってやりたいことがありませんでした。そんな時、好きなことを仕事にできたら楽しいだろうなと思いつき、運動に関わる仕事について調べたことがきっかけで、スポーツトレーナーという職業を見つけました。元々体を動かすことが好きだったため、将来は、整形外科か接骨院で働きながら、スポーツチームのトレーナとして選手を支えたいと考えています。