工大高ストーリー

#1 慶應義塾大学を目指した理由

英検座談会

 

令和2年度、本校生徒の山岡くん(岩国市立玖珂中学校出身)が慶應義塾大学(総合政策学部と環境情報学部)に合格しました。

後輩のみなさんに参考になればと、山岡くんにインタビューを実施しました。

(インタビュアーは写真左:福地教頭、写真右:山岡くん)

いつから慶應義塾大学を目指しましたか?

僕は人に影響を与える仕事がしたい、世の中を変えるような面白いことがしたいという想いがあって、広告には影響力があるから、広告代理店に就職したいと考えていました。
広告代理店について調べてみると、慶応義塾大学出身者が多かったことが、慶應義塾大学を志望校にした理由です。
高校2年生のときでした。

それまでは進路についてはどう考えていましたか?

小学校の頃からサッカーをやっていて、プロサッカー選手になることが夢でした。
高校に入学してからサッカー部でレギュラーを目指して頑張ってきましたが、現実は厳しかったです。

2年生になってもレギュラーにはなれなかったので、2年生の夏にサッカー部をやめて、慶應義塾大学を目指すことにしました。

サッカー部をやめたあとの2年生の夏からはどう勉強に取り組みましたか?

英語を重点的にやりました。
英語では構文(SVOCなど)を大事にしました。構文が見えたら文章が読める、理解できると考えました。

僕は1つに絞ってやることが大事だと考えています。高校1年生はサッカーでした。その後は英語、日本史とやっていきました。
国公立大学を目指すときにも同じで、英語や数学などの1つに絞ったらいいのではないかと思います。

1つに絞るから、そのことについてたくさん知ることができます。
たくさん知ることができるからもっと好きになるし、もっとやりたくなります。
英語もそうやって深まっていきました。

(彼は3年生の6月の英語検定で準1級を取得しました)

今後どんな学生生活を送りたいですか?

3年生のときに、AIのシンギュラリティ(AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点)が到来したときに、日本の教育の在り方は今のままでいいのか? と思うようになりました。
総合型選抜も考え、そのときに必要な本を読んだり、ネットで調べたりして、教科というよりも社会課題のことを勉強した時期があります。

ここから、学びの学際化に興味を持つようになりました。

 

イノベーションや新しい学問領域は、複数の分野が統合されたり、複数の分野間から生み出されたりします。
だから、複数の分野からできる新しい学問に興味があり、大事です。
しかし、中学生や高校生には知る機会がありません。ここが問題だと思います。


学びの学際化をして、中学生や高校生のときから自分の興味ある分野を探せるプラットフォームが創りたい。バーチャル空間も活用したい。
大学ではこれらを学びたい。こう考えるようになりました。

 

ですので、1年生では主に、プログラミングやVR(Virtual Reality、仮想現実)などを学び、研究会でプラットフォームを構築したいと考えています。
そして、2年生では別の研究会にも所属して、事業化と実践をしていきたい

大学では面白い授業がたくさんあるので、自分の世界をもっと広げ、もう1つ自分の興味ある、突き詰める分野を見つけたいとも考えています。

最後に、後輩にメッセージを

これからはニッチな分野を知っていて、それを用いて社会課題を解決することが価値を生むと考えています。
だから、もっと高校のうちからニッチな分野を探すこと。それも、自分が1つのことを突き詰められ分野を探すことが大事だと思います 。

 

※ニッチ(niche)とは特定のニーズ(需要、客層)を持つ規模の小さい市場のこと。(wikipediaより)

帰ってきたときには大学の様子や学んだことなど教えて下さいね
今日はありがとうございました。

 

 

< 採用情報 > 新卒者・現職者・海外からの帰国者など、秀逸な教員を募集しています。詳しくはこちら

学校法人鶴学園 広島工業大学高等学校[全日制課程]

〒733-0842 広島市西区井口5丁目34-1

TEL:082-277-9205 FAX:082-279-8245